『新年祭』

 松飾りの緑も麗しい1月3日、瑞気漲る開教の聖地・西宮教会において、令和6年度の『新年祭』が厳粛に執り行われた。

 当日は、交通機関が乱れたものの、開式が近づくにつれ、暖かい陽光が降りそそぐ絶好の大祭日和にして頂いた。つつがなく佳(よ)い新年を迎えさせて頂いた信者が、関西各地より御慶祝申し上げるべく参集した。

神霊大神・教祖様御照覧の下、御一統様の御出座を賜わり、午前11時15分、御式典は厳かに開始となる。

 新年の清々しい空気に包まれて御会堂において、参列させて頂くことが出来た喜びを感謝申し上げるうちに、式次第は進められ『御神語奉唱』となる。

 信者の心を込めた『御神語奉唱』は、大きな響動(どよ)みとなって御会堂内に広がっていく。続いて深遠な

『教祖様御道話』を謹んで拝聴させて頂いた。続いて会長様の御講話を拝聴させて頂く。

『新年早々、石川県能登半島で地震があり、津波が起き、阪神淡路大震災を思い出すほどでした。また翌日には、羽田空港で旅客機と海上保安庁の飛行機が接触する痛ましい事故がありました。天災、人災交々来たり ではないですが、我々はもっと気を引き締めて

教祖様の御教えを伝えていかないと、末法の世に近づいてきているように思えます。

『御神御奉唱』を唱えさせて頂いている私たちは、知らず知らずのうちに因縁を取って頂き、良い方向へとお導き頂いているが、世の中にそういうことが広がっていかないと物質的なことに傾き、精神的なことがおろそかになり、均衡がとれなくなって、おかしな方向に行ってしまう。戦火もなかなか収まらない。本日の

教祖様の御道話にもありましたが、共存共栄の世界をつくっていく。

教祖様の御教えが世に広がっていけば戦争がなくなるとおっしゃっています。私達はそのことをしっかり腹に入れて、令和6年は進ませて頂きたい。

教祖様の御教え、靈源會を知らしめていく年にしたい』と講話され、我々は心して拝聴させて頂いた。

 さらに信者代表による『御礼言上・万歳三唱』へと進み、靈源會の充実発展と御一統様の弥栄を心より御祈念申し上げ、今日の佳(よ)き日に参列させて頂いたことを感謝させて頂いているうちに御式典は滞りなく納められた。