『耳下腺腫瘍』の手術を回避させて頂く

所沢市在住信者

教祖様、日々、御守護賜わり、家族一同、平穏無事に過させて頂き、誠にありがとうございます。

 本日は、『耳下腺腫瘍』の手術を回避させて頂きましたことについて御礼言上させて頂きます。

 経過を申し上げますと、実は、5月初め頃より、右耳の頬側のシコリが気になっていました。それほど痛くはないのですが、触ると少々気になる痛みでした。

 毎朝の洗顔時に、その部分に手が触れると痛みを感じましたので、いつも何かの折には診て頂いています『内科クリニック』にて診て頂いたところ、エコー写真を撮り画像を見て、その場で『大学病院』を紹介されました。早い方が良いとのアドバイスを頂きましたが、ちょうど大学が問題山積みでしたので、5月23日(月)の予約を取って頂きました。

 5月23日、午後2時に、『大学病院』耳鼻科で診察を受けました。その後、エコー検査を受け、一円玉大の腫瘍であることが判明致しました。更に、腫瘍部分から内分泌物を取り、検査を行いました。その結果、『現状では良性であるが、一部悪性ではないが、「嫌な」兆候がある『大学病院』の入院状況から、来年2月中旬に手術を予定致しましょう』ということになりました。それまで、治療と共に、精密検査が必要であるとの指示を受けました。

 診断名を伺ったところ、『右耳下腺腫瘍』とのことでした。また、協力病院の病院で、6月2日(木)にMRI検査を受けるように、との指示を受け、受診致しました。

 その後も6月16日、『大学病院』で、放射線検査、21日はエコー検査により腫瘍の大きさなど状態について説明があり、続いて診察を受けたところ、『緊急に入院しましょう。ちょうど、7月7日から約一週間、病室が空きましたので、そこで手術をしましょう』とのことになりました。

 持病の喘息があることから、6月27日には、肺機能の検査を受け、7月4日には、入院前のPCR検査のため、検体を防大病院に提出致しました。

 この時期は、大学では、学生にとって、前期試験前の大事な時期に当たり、さらに、急に5月末日に退職教員が出て、その代わりの専門職の教員採用と続いている問題があり、〝てんてこ舞い〟の状況の中でした。

 そんな折、現状について、会長様に御相談させて頂くことを考えておりましたが、会長様の都合と私の都合がどうしても合わず、悶々としていました。

 会長様の御配慮を頂き、7月3日(日)に『耳下腺腫瘍』で『発願』させて頂くお許しを賜りました。誠にありがたく、感謝申し上げました。すべて

教祖様に身を委ねて、一心にお願いさせて頂き、『大難』を『小難』にさせて頂きますよう、さらに、できますれば、『入院手術を回避』させて頂きますよう、朝晩、御祈念を続けておりました。

 大学での仕事や講義の休講願いも済ませ、短期大学部の先生方にも、お休みの間のお願い等も済ませ、休暇届も提出して、7月7日(木)、最後のピアノレッスンを済ませ、大学から『大学病院』に向かいました。

 入院の約束時間に5分ほど遅れましたが、入院手続きも順調に済み、入院に必要なものは、すべて妻と次男が荷物にまとめて持って来てくれました。病室で着替え、早速、エコー検査を受けました。その時主治医が、『腫瘍が小さくなっています。』と言って、何か問題でも生じたかのような雰囲気でした。

 その後、入院に関するインフォームド・コンセント(いわゆる手術に関する説明)で麻酔科の先生や薬学担当の先生などの説明がありました。『明日の手術は朝一番で行います。8時半には準備をして、手術を受けられる服装でお待ちください。看護師が付き添います』との説明を受けて終わりました。

 午後4時前に、再度主治医から、『もう一度「エコー検査」を行いますので、検査室に来て下さい』とのお話でした。検査室に行きますと、主治医と共に明日予定されていました二人の執刀医がおられました。エコー画面をその場で見ながら、『腫瘍が小さくなっていますね』、『血管の裏側の嫌なところですね』などの会話の後、『腫瘍は小さくなっていますが、希望されるなら、このまま二つの腫瘍を摘出しますが…』との耳を疑うようなお言葉でした。

 私は、『出来ることでしたら、手術を回避させて下さい。但し、先生方の御判断にゆだねますが、悪い感触の腫瘍はどうなりますか?』と伺ったところ、その場での返事はなく、『検討させて頂きます』とのことでした。

 私は、午後4時半から5時が入浴の予定時間のこともあり、検査室から病室に戻りました。入浴(シャワーですが)をし、一日の疲れを癒しつつ、明日の手術について考えていました。

 6時になり、ゆっくりと食堂に行き、夕食を摂っていましたら、6時半頃、主治医が私のところに来られました。また急にお見えになったのは何かと思って、お話を伺ったところ、『明日の手術は中止します。今後、腫瘍の経過観察を致します』との一瞬耳を疑うお言葉でした。私が『どうしてですか?』と伺ったところ、『腫瘍も小さくなっているので、このまま経過観察を行います。また腫瘍が血管の裏側にあり、耳下腺の部分は多くの神経が走っており、顔面麻痺などは覚悟しなくてはなりません。そして一度手術をすると、同じ部位を二度目は手術出来にくくなります』とのお話で、私にとっては

教祖様にお願いさせて頂きました 『出来ましたら、手術を回避させて頂きますように』、『大難を小難にして頂けますように』と祈ってまいりました通りの展開に、驚くと共に、感謝の気持ちに溢れました。

 早速妻に連絡しても〝ええっ?〟と次の言葉が出ないほどの、戸惑いと驚きの様子でした。その後、急な退院手続きを時間外の夜間受付で行い、荷物をまとめ、家には午後8時半ごろ着きました。

 大学へは、直ちに事務長に連絡を入れ、状況説明をさせて頂きました。

 私もかなり興奮しておりましたので、『一日休ませて頂き、その後出勤します』と伝えましたが、事務長からは、『慌てずに、少しゆっくり休んで下さい』との言葉を頂き、『そうさせて頂きます』と返事を致しました。

 今日一日を振り返ってみますと、5時半起床、大学で二コマ講義・演習し、直ちにタクシーで駅へ向かい、新幹線と自家用車を飛ばして午後2時に入院し、明日の手術に向けた心の準備を済ませたというのに、あまりの急展開に、今日という日は一体何だったのだろう?と思いつつも、結果として、

教祖様にお救い頂きましたこと、心より感謝御礼申し上げます。

 本日は、御礼言上をさせて戴き、誠にありがとうございました。