『靈源會』との御縁と『東京大学』合格の御礼

大阪市在住

教祖様、日々、御守護賜りまして、誠にありがとうございます。

 入信至らぬ者でございますが、御礼言上させて頂くことをお許し下さい。

 本日は、『靈源會』との御縁を頂きましたこと、東京大学(文学部・文科三類)に学校推薦型選抜で合格させて頂きましたことについて、御礼言上させて頂きます。

 まず、『靈源會』との御縁を頂きましたことについて感謝申し上げます。

 私は仏教徒でございますが、神仏共に信仰するという日本的な宗教の環境で育って参りました。常々、信仰いたして、自分の心を磨き、そして人々のお役に立とうと励んでおりました。

 高校一年生の時に、信者の澤 賢一先生が学年部長である赤色ネクタイの学年に属し、ふとした宗教のお話がきっかけで、『靈源會』に御縁を頂くこととなりました。『御神水』、『会報』、『聖訓』、『聖典』を頂き、拝読しておりました。最初の感想は、『教義的にはイスラームみたいだが、奇跡とは何かいな?』といったものでした。

 3年前の夏の初めの頃でしたが、初めて西宮の大前を拝しました。初参拝の後には、奇跡をいくつか体験させて頂きました。例えば、フランス語検定を別の用事で欠席しましたのに、たまたま手違いなのか、返ってこないはずの検定料が参拝翌日に全額返金されたり、成績はよろしくなかったのが、参拝の後には所属コース内で学年一位を頂いたりしました。また、近頃では、東大模試でも国語で全国一位を頂いたり、他にもいろいろございましたが、以前には経験しなかったことが身の周りで起こりました。

教祖様、誠にありがとうございました。

『御教えは、紙に書かれし文字ならず、奇しき神業にこもるとぞ知れ』(『聖訓』みさとし神歌、171ページ)

私は、なぜ『靈源會』がこのように仰るのか?少しわかったような気がします。

 奇跡を頂いて、そこからその意味するところを考える。そこで、神様の御意向に素直になって、神様に使って頂く人間になる。そのような人間は、多くのお役に立つことが出来る。おおよそこのようなものだろうと考えております。

教祖様の御言葉に、『神の道(真理)は、旭の如く、最も古くまた日々新たなり』(『聖訓』聖訓解説集、15ページ)とあります。

 ところで、中国の古典である『大学』には次の文章があります。

『湯之盤銘曰、苟日新、日日新、又日新』(伝二章) これは

教祖様の御言葉には一部分通ずるのですが、『盤』は沐浴に使う盥(たらい)ですから、『日日新』というのは毎日反省といったほどの意味に思われます。しかし、

教祖様の御言葉には、そのような意味に加えて、もっと積極的な意味合いがあるように思われます。数直線としての時間ではなく、円環としての時間。太陽の動きのような厳密な周期性に例えて良いような、永久に繰り返す時間。そのような〈原系列〉としての時間、これはレヴィ=ストロースが用いたのと同じ文脈ですが、そのような時間が感じられます。

 神の道に従う、普遍的真理に従う、だからこそ任意の時間において、すなわち〈最も古い〉=〈新たな〉時間において、神の道は真理である。従って、それに従う人に時間は関係ない。それゆえ、悪因縁罪障が時間を遡って御神光により解消される、三世御救済が起こる。これらのありよう、あるいは、それよりももっと深い意味が、『旭の如く』という言葉に凝縮されている。叡智溢れる言葉に出会わせて頂いたことに感謝致します。

教祖様、誠にありがとうございました。

 次に、東京大学に学校推薦型選抜で合格させて頂き、入学させて頂くことについて、感謝申し上げます。

 以前より『仏教学』を志しておりまして、それに関わる活動や先生方の御縁と御指導により、『我が校』で初めて合格させて頂きました。さほど良くない自身の成績などから考えても、なかなかあり得ないことで、さらに文学部では全国から8名のみが選ばれ、そのうち男子が3名でしたが、その少数の一人として選ばれたことは、奇跡でございました。

教祖様、誠にありがとうございました。

 今後は、『東京大学インド哲学仏教学研究室』 あるいは『チベット仏教の僧院』で、仏教、特に後期密教や中観派を様々な師僧について学び、研究、教授して参りたいと思います。この方便より、一切衆生の救済をお誓い申し上げる次第です。どうぞ、お見守り、お力添え、お導き下さい。

 さらに、大日本精神についての文章が

教祖様より発行されてありました。それが発行された社会的背景には、日本の植民地拡大による移民の流入、満蒙開拓に送り出される日本人、といった国際的な移動があったといえましょう。それは現在の全球化にも重なります。移民として外国に行く、外国からの移民を受け入れる。従って、現在、

教祖様の仰せのように、大日本精神を再興しようと試みるのは有意義に思われます。様々な学識も必要とされるであろう《日本》という領域を、新たな知の構築という形で研究して参りたいとも思います。今度とも、どうぞよろしくお導き下さい。

 重ねて、良き道、叡智、先生、指導を賜わったことに感謝致します。

教祖様、誠にありがとうございました。

 信仰至らぬ者ですが、どうか、正しい信仰の道に入れますよう、お導き下さい。

 御礼言上させて頂きまして、誠にありがとうございました。