母について

向日市   藤村紀博

 

教祖様、日々、御守護賜りまして、誠にありがとうございます。

 

本日は、母について御礼を述べさせて頂きます。

 

母は、昨年11月12日、『多発腰椎圧迫骨折』による腰痛の為、歩行困難となり、入院致しました。

 

16日に病院へ行きましたところ、『多発腰椎圧迫骨折』(複雑骨折)で全治一か月(4週間)という結果でした。が、その日からリハビリが始まりました。

 

11月18日、『多発腰椎圧迫骨折』を発願させて頂きました。12月13日、病院から介護の区分変更をするよう言われ、手続きに行きました。

 

『禊祓』までには退院したいと言っていた母ですが、主治医からの許可も出ず、年末年始を病院で過ごすことになりました。

 

年が明けて1月11日に認定調査があり、病院に行くとポータブルトイレに移るときに母が足を滑らせたということで、病室はバタバタしておりました。調査員の方も心配されていましたが、大事に至らず、無事に認定調査が終了しました。

 

1月の連休後から、リハビリ担当医が驚くほど、体力がついてきて、歩行距離が伸びてきました。

 

リハビリも順調だということで、そろそろ退院も考えた方がいいかなと思っていた頃、『同じ部屋の患者さんからインフルエンザの陽性反応が出た』と連絡がありました。『タミフルを打つので家族の同意が必要』との事で、24日に病院へ行きましたところ、2階全フロアが『病院関係者以外立ち入り禁止!』、『面会も禁止!』となりました。

 

2月2日に“要介護3”の通知が届きまして、8日、病院に伝えました。その時にマスク着用、面接時間1時間以内という条件で面会が許されました。

 

2月26日、母親の件で主治医から呼び出され、『3か月が経過したので退院するように』と言われましたが、母は骨折をしており、回復はしているものの、退院するにはまだ不安がありました。すると、主治医の方から『骨折をしていたのは前回(平成20年)で、今回は加齢による腰痛で動けなくなったんだ。“要介護3”ではあるが、お母さんはもう退院しても大丈夫だ。』と説明を受けました。私が主治医の意外な言葉にキョトンとしていると、『息子さんが(退院を)決断して下さい。』と言われて、退院する決断をしました。その頃から母の様子が変わってまいりました。

 

2月23日にお腹の調子が悪くなり、その後、『病院から出る食事がおいしくない』と言って、半分残すようになりました。長期にわたる入院生活から来るストレスかもしれません。

 

病院の相談員の方と当初3月18日に退院する方向で話しを進めることにしました。しかし、退院後の生活を考えると、母を何時間もひとりにしておくわけにはいかない状況を話しますと、『小規模多機能型居宅介護サービス』を勧められました。

 

3月8日に紹介された2件の施設に話を伺いに行きました。最初の施設でていねいにお話を聞いて頂き、アットホームな雰囲気が気に入り、お世話になることにしました。母はディサービスを利用するのに抵抗がありました。が、入院中にいろいろと母に話をして頂き、退院後の不安も聞いて頂いたようで、ディサービスを利用することを受け入れてくれました。

 

11日に在宅介護が可能か、相談員が家の状況を視察することになり、母に外出許可が出て、家の状況を視察、その際、リハビリ担当医、施設のケアマネージャー、妹夫婦 総勢9名が集まりました。“要介護3”ではありますが、思っていた以上に動いていた母に、みんなびっくりしておりました。松本出張から帰った翌25日の午前中に退院。そのまま施設へ行き、しばらく筋力と体力がつくまで施設で過ごすことになりました。通いを中心に、訪問、泊りを組み合わせることが出来、私が休みの日には帰宅して家で過ごすことも出来ます。28日に帰宅し、31日の朝まで久しぶりにゆっくり過ごすことが出来ました。体力、筋力がつくまで(5月の連休明けごろ)、泊り中心に考えておりましたが、順調に回復し、リハビリ担当者から、『訪問リハビリは4月10日で終了しても大丈夫でしょう』と言われました。

 

4か月半にわたる入院生活、施設での生活に、母の気持ちを考えると、これでよかったのかと悩むこともありましたが、今は、母が心穏やかに過ごせる環境をお与え頂いたと感謝の気持ちでいっぱいです。

 

教祖様、誠にありがとうございました。

 

これから始まる在宅介護に向けて、母が安心して老後を過ごせるように努力していく所存でございます。誠にありがとうございます。